理性と感情のはざまで
今日、会社の職場環境改善の一環で、がん患者家族の経験についてインタビューを受けた。その時、こういったemotionalな話を職場でできるかと聞かれ、できないと答えたら、理由を聞かれて言葉に詰まった。
その後も、どうしてかなぁと考え続けていて、ふと、最近あったゴタゴタを思い出した。ここ1ヶ月で異動や退職でメンバーが立て続けにいなくなるというのを経験し、その過程で内情をよく知らない人からマネージャーの能力を否定するようなことを言われた。煩いハエくらいの存在だけれど、私の中で納得いかない感がすごくあって、親しい同僚に話をした時に思わず涙ぐんでしまった。一方で、上司に干渉をやめさてほしいと話をした時は、相手を動かすための交渉なので、感情ではなく理詰め。emotionalな話って、結論がどこにもないので、やっぱり職場の人とは話しづらい。
じゃあ、自分が聞く立場だったらどうかと言われると、あまり苦にならない。それは、おそらく結論のない話に慣れてるし、母が病気になった時に、聞くことしかできなかったから。性差か、経験値か。いずれにせよ、感情の取り扱いって難しい。
Book Review: モチベーションの心理学
大学院の授業で紹介されて、やっと借りて読みました。モチベーションとは学術的にはプラスにもマイナスにも使われるという定義から始まり、モチベーションに関する理論がいくつも紹介されています。今の私に響いたのは、アージリスの組織と人間性は完全に調和しないからこそ、そのジレンマを直視して、最大限の融和を図るのが重要だという主張です。自己実現を目指す個人と、高度に専門分化する組織はそもそも相容れず、成果目標管理は外発的動機づけの道具なので自律の阻害要因になり、結局は組織目標の達成を阻むものであるとのこと。ふむ、なるほど…今の職場では、評価しやすいという理由から、一律の目標を設定していますが、数には表れない仕事の文脈を、メンバー個人にあわせて意味付けしています。これが調和ということかな?
モチベーション理論を俯瞰して見るのにオススメです。
#bookreview
#モチベーションの心理学
#やる気と意欲のメカニズム
#ダイエットは目標があった方がよい
#日常のルーティン作りがとても苦手な私はどうすればいいのでしょうか…
リテンション
中国のメンバーから他社からのオファーをもらったので、うちでの昇進の可能性を知りたいと相談を受け、奔走した3日間でした。
最初、パートナーに相談したら、「それは交渉だよ」と言われて奔走することに。上司、部長と上げたら「他社のオファーを材料に交渉するのは嫌だ」と。それでも、直接話してもらいましたが、メンバー曰く「表面的で響かない」と転職を決めました。それを報告したところ、部長から残ったメンバーのリテンションに気をつけろと言われ、「そのために出張もできるか」と聞いたら、「理由は何だ」とのこと。
この一連の話をパートナーにしたら、「本当に大事なタレントじゃないんだね」とのこと。そう、真剣さが足らない。多分、今の会社にずっといる人たちだから、裏切り者だと思っているし、過去はそれでもいい人が応募してきたから、挿げ替え可能だと思っている。そして、権限も予算も与えず「リテンションよろしく」って、私にとって武器なく戦えと言っているようなもので、本当にデモチベーションです。
#エゴイスト上司との付き合い方
#表面的な言葉だけでは人は動かない
#だから辞めるのです
Holiday -French cousine
10月25日から2週間、フランスに来ています。TGVでパリから2時間ほど北東にあるパートナーの実家にお世話になり、毎日母の手料理三昧。どこの国のお母さんも一緒で、たくさん作って食べさせるのが仕事だと思っているようで(笑)毎日いろんな料理が出てきて、とってもありがたいです。
結婚してすぐにコロナになったので、長期滞在は初めて。食事は、昼にワインと重めの料理を楽しみ、夜は比較的軽め。そして、必ず食後のチーズかデザート(ヨーグルトだったり、他のものだったり)が出てきます。とは言っても、ヨーグルトは無糖のもので、自家製のソースをかけて食べるので、とってもヘルシー。出発前に体調を崩したのもあり、本当に食べて寝て過ぎた1週間でした。
シュクートというザワークラフトとビーフ、ソーセージ、三枚肉を煮込んだ料理
ネギのキッシュ
ラクレット。うまし。
食後はチーズと
ヨーグルト
#Holidayinfrance
#初めての実家
#母の手料理は美味し
#料理しなくていいなんて最高
#ヨーグルトの種類の多さにびっくり
制約の中でいかに工夫するか
私のキャリアを説明する時に、本当は平和を構築できる人になりたかった、途上国の人たちを幸せにできる仕事をしたかったっていう話をします。私の10代、20代はまさしくこれに向かって紆余曲折しており、その中で人が成長する場としての「組織」のあり方について考えるきっかけを得て、今の内部監査というお仕事をしています。
今回の転職journeyでは、私がしたかった仕事をしている人に会う機会をいただきました。羨ましい反面、今の仕事から180度転換してそっちにいくことはもうできないなぁと思いました。理由は、うちのパートナーに不自由をさせたくないから。パートナーにとって、それまでの年金なども諦め、家族からも離れ、仕事も限られてしまうという不利益をとってまで日本に来てくれたので、私の中では感謝しかありません。その彼を少しでも安心させるため、家を建て、年に一度は里帰りできるようにしておきたい。私にとっての一番の優先順位は、パートナーとの関係です。となると、与えられた制約の中でどこまでチャレンジできるか。独身の時より遥かに厳しい制約条件だけど、だからこそ生まれる発明もあるはず。
なにしよっかなー。
#転職journey
#結婚は時に制約となる
#制約があるからこそ見える世界、思いつくこともあるはず
#この人と出会う人生でよかった