大学院の授業で紹介されて、やっと借りて読みました。モチベーションとは学術的にはプラスにもマイナスにも使われるという定義から始まり、モチベーションに関する理論がいくつも紹介されています。今の私に響いたのは、アージリスの組織と人間性は完全に調和しないからこそ、そのジレンマを直視して、最大限の融和を図るのが重要だという主張です。自己実現を目指す個人と、高度に専門分化する組織はそもそも相容れず、成果目標管理は外発的動機づけの道具なので自律の阻害要因になり、結局は組織目標の達成を阻むものであるとのこと。ふむ、なるほど…今の職場では、評価しやすいという理由から、一律の目標を設定していますが、数には表れない仕事の文脈を、メンバー個人にあわせて意味付けしています。これが調和ということかな?
モチベーション理論を俯瞰して見るのにオススメです。
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#日常のルーティン作りがとても苦手な私はどうすればいいのでしょうか…