フランス人との家探し⑨ 工務店を決める

気密断熱性を求め、大手と中堅の工務店の2択で訪問やら見積もりやらを続けてきました。大手はデザイン的にかなりイマイチだけど性能とメンテナンス性は抜群、中堅は建築家がパッシブデザインで提案してくれるけどソーラーパネルなどは全て別会社で、定期メンテナンスは大手の2倍以上です。

土地が決まり、見積もりも出て来て、どっちにするか大激論。フランス人は、大きな会社の画一的な家の様子が好きではなく、小さな工務店で手作りでやっていきたい。私は、全てがワンオペになるので、メンテナンスが安くて一ヶ所に任せられるところがいいと真っ向から対立しました。この過程でつくづく感じたのは、大企業への不信感が強い(外壁が30年メンテナンス不要なんて誰が証明したんだ！とか、彼らはconfortable zoneから出ない！とか)。いや、一般的な素材だから、実験で証明されてるでしょ？と言っても30年経ったわけじゃない、と反論する始末。「大手だから楽」「大手だから安心」と思う日本人の考えの真逆をいくなぁと新鮮でした。

彼も歩み寄る姿勢を見せてくれましたが、「大手のここが嫌」と二言目には言うので、その度に説明するのも疲れ、結局彼に決めさせたところ、中堅の工務店になりました。

…メンテナンス費の貯蓄を彼にさせようと今から心に誓ってます。

#フランス人との家探し#工務店を決める#価値観の違いが鮮明に#こんな議論は初めて#結局ロケーションも工務店も譲る#契約の交渉や翻訳も全て私#お断りも全て私がするのでマジきつい#その分だけ家のことやってほしいけどそうは問屋がおろさない