sabbay サバーイ

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フランス人との家探し⑩ 災害の多い日本

自然を感じて暮らしたいという私達は、川沿いや林の近くの土地をよく紹介されました。岐阜育ちの私は、川の氾濫時には街中にある門が閉じられて洪水するエリアとしないエリアに分けられることを小学校の頃に学んでいます。東京は門の内側にある家があまりにも多く、こんなところに家は建てたくないと、フランス人と何度か口論になりました。最初に気に入った土地も、小高い林になっており、土砂崩れから守るための養護壁を作るのに2000万円ほどかかるので、泣く泣くあきらめました。それ以降、ハザードマップは必ず確認しています。

近年頻繁に起きる洪水や、伊豆のひどい崖崩れは本当に心が痛みます。他方で、土地探しでリスクの高い土地に住宅を密集して建ててる現状を実感し、この状態そのものが問題なのでは?とつくづく思います。そんな土地に高値がついているこの世の中、大丈夫でしょうか?

フランスには地震もないので、耐震性を高めるためには柱のない広いリビングは難しいということに、カルチャーショックを受けていたうちのフランス人。見つけた土地は断層が近く、地震発生時のリスクが高いため、大手工務店の推す耐震性の高いお家を建てたかったのですが…デザインに敗れました。

 

#フランス人との家探し#自然災害#日本は災害国#災害は必ず起きる#どのリスクをとるかは重要#2万年に1回の地震が生きている間に起きるか?