sabbay サバーイ

Live extraordinary but ordinary days

フランス文化考:歳を重ねることの価値

森喜一の女性蔑視発言が世の中を賑わしている今日この頃。

 

先日、フランスのドラマを観ていた時、女性が10歳ほど上のカップルに対して息子が否定的な発言をしたのに対し、「そんなの普通じゃない?私の周りにもたくさんいるよ」と母親とおばあちゃんに突っ込まれシーンがありました。うちも4つ上だし、マクロン大統領も20歳上の奥さん。「そんなに多いの?」と聞いたら、「人それぞれ」との答え。そりゃそうだ(笑)ただ、総じて「女性は若い方が価値がある」というメッセージを発している日本の社会で婚活をしてきた私には、人としての成熟度も含めて個人を見るという姿勢に、自分も固定観念に囚われていたなーと気づきました。

 

そんなことを考えてた時、こんな記事を見つけました。彼女たちのヌードは、普通に美しい。闘っているのは私たちだけじゃないんだ、と励まされます。少なくとも、森さんのような歳のとり方はしたくないですね。

https://www.cosmopolitan.com/jp/entertainment/celebrity/a35401410/paulina-porizkova-on-sexiness-and-age/

 

#フランス人との結婚生活#確かに若い子は可愛い#でも人の魅力は若さだけではない#男性が年下を好むのは日本だけじゃない#価値観を変えるのは時間がかかる#来世では日本人と結婚できるかな?#男性でも女性でも歳の重ね方は重要

Book Review: 抵抗する知性のための19講

古典とか、哲学とかは、誰かが咀嚼してくれたものを読むことが多い私。この本も、その文脈で手に取りました。在日朝鮮人である筆者が語る「抵抗する」知性はなかなか興味深く、時に日本における在日朝鮮人に対する差別や第二次世界大戦の時の支配への批判にも及び、居心地の悪い思いにさせられました。

パートナーの歴史との距離の置き方を見ながら、少なくとも、歴史から学ぶこと、考えることはやめてはいけないと、改めて思わせてくれたこの本。いくつか手に取ってみようと思います。

 

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抵抗する知性のための19講―私を支えた古典 https://www.amazon.co.jp/dp/4771027498/ref=cm_sw_r_cp_api_i_HNW1YAWP3D5TAKMXE65A

 

#bookreview#対抗する知性のための19講#徐京植#原典を読んでみたいと思わせるのは良書#大人になるのは体制に阿るということなのか?#フランス人はrébellion

今月のグテ

1月はあまり時間がなく、新しいスイーツに挑戦できず…「生クリームのケーキはフランスでは一般的じゃないの?」って聞いたら、「もちろんあるけど、自分はあまり好きじゃない」とのこと。ふむ、焼き菓子だけじゃなかったのね、とまたひとつ偏見が解消されました。

 

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バナナケーキ。プルーンとクルミを入れて、ラムを効かせました。

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ガトーインビジブル。やっぱり紅玉で作るのが美味しい。

 

#フランス人との結婚生活#グテの時間#フルーツのケーキはお気に入り#ケーキのない週はアルフォートを毎日一箱食べてるうちのパートナー#それでも太らないのは筋肉のせいか?

 

 

TV review エージェント物語

フランスの芸能事務所で働くマネージャー達が主役のドラマ。各回出てくる本物の芸能人達がとても個性的かつ魅力的。Camille Cottinがここでもレズビアンの役を好演してて、本当にそうなのかと思わずググりました(笑)

 

https://www.netflix.com/jp/title/80133335

 

#tvreview#エージェント物語#個人主義の文化が仕事にもよく現れてる#芸能人のエピソードを思わず信じてしまいそう

Book Review: 小説 らくだ

お友達に歌舞伎で勧められたのを思い出し、借りてみた本。もともと、落語の滑稽噺?人情噺?みたいですね。読みながら、落語だったらこの行間をどう埋めるんだろう、歌舞伎だったらどう演じるんだろうと想像し、なかなか楽しかったです。

https://www.amazon.co.jp/小説-らくだ-桂-文治/dp/4576201913

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#bookreview#らくだ#落語#歌舞伎#行間を演じるってすごい

Book Review: 祝祭と予感

直木賞を受賞した「蜂蜜と遠雷」からスピンオフしたオムニバス。蜂蜜と遠雷の登場人物の背景がわかります。これを読んで本編に戻ると、物語に深みが出て、もっと楽しめます。

個人的に袈裟と鞦韃(ブランコ)が好きかな。本編、オムニバス両方とも文章がそのままイメージになっていくところが気に入ってます。

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https://www.gentosha.co.jp/book/b12660.html

 

#bookreview#恩田陸#祝祭と予感#蜂蜜と遠雷のスピンオフ#きれいな文章は読んでいて楽しい

フランス人と結婚生活: 新年のごはん

パートナーとの新年のごはんは、Mondoreというクリーミーなチーズをオーブンで焼き、ジャガイモにかけて食べるディッシュ。このチーズがまろやかで、日本人の口にも合うテイストです。

初めてこの料理を食べた時、サイドディッシュはジャガイモとハムで、野菜が一切なし。どうしてって聞いたら、「ヘルシーじゃないのを楽しむディッシュだ!」と言われて、びっくり。日本の生活に慣れてきたら今は、お野菜も少し準備してくれました。

フランスと行き来できるようになったら、ワインとチーズをたくさん買ってこよう、いや、2拠点生活できるようにしたいと改めて思う新年でした。

 

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チーズがとろけてます。木の枠によって、香りが変わるらしい。

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ジャガイモ🥔は一人最低2個いるらしく、近所のスーパーを巡って見つけてきました。

 

#フランス人との結婚生活#Mondore#新年のディッシュ#もっと大きなチーズが食べたい